地方発環境ベンチャー「次の灯 株式会社」、創業8年で「ものづくり補助金」に採択
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2025.12.02.

地方発環境ベンチャー「次の灯 株式会社」、創業8年で「ものづくり補助金」に採択

── 廃棄されていた資源に新たな命を吹き込む“再生型ものづくり”を推進 ──

 

岡山県発の環境ベンチャー 次の灯株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役 最高経営責任者(CEO):黒川聖馬)は、

経済産業省「ものづくり・商業・サービス補助金」に採択されました。

創業わずか8年の地方企業としての採択は異例であり、同社が進める「廃棄物から価値を生み出す循環型のものづくり」や、地域連携の実績が国から高く評価された形となります。

 

地方から生まれる循環するものづくり

世界的に希少金属の需給ひっ迫が進む中、自動車や産業機器などに使われる白金やパラジウムといった貴金属の再利用が大きな課題となっています。

これまで廃棄されてきた自動車触媒や部品には高価な金属が多く含まれており、正確に成分を測定し、再利用の基準を見極めることが「次の循環産業」を生み出す鍵になります。

次の灯では、廃棄部品中の白金含有量を高精度に測定できる分析装置を導入し、資源を廃棄物から再生材へと変える技術インフラを整備します。

この取り組みは単なる装置導入ではなく、「地方から循環を起こす産業モデル」を実現するための基盤づくりです。

 

技術ではなく理念と仕組み”が評価された

このような取り組みは、環境負荷の高い資源採掘に依存せず、既存資源を何度でも循環させる再生型ものづくりの実現を目指すものです。

リサイクル効率の向上により、CO₂排出量や原料調達コストの削減にもつながることが期待されています。

同社は、補助金を活用してリサイクルラインの高度化・分析工程の自動化・製造DXの推進などを段階的に進めていく計画です。

 

 

【代表コメント】

「“廃棄”をなくし、循環をあたりまえにするものづくりを岡山から発信したい。

この採択は、技術そのものよりも理念と仕組みが評価されたと受け止めています。

地方発の企業でも、世界の環境課題に貢献できることを証明していきたい。」

── 代表取締役 最高経営責任者(CEO) 黒川 聖馬

 

今後の展開

次の灯は今後、大学・自治体・地場企業と連携し、環境技術およびリサイクル技術の地域実装モデルの構築を進めます。

自治体との協働による廃棄物リサイクルの高度化や、大学との共同研究による新素材の再利用技術開発など、現場起点での実証と社会浸透を推進します。

さらに、これらの知見をもとに国内外での循環型資源ネットワークの構築を加速。

自動車部品やバッテリーなど、資源価値を持つ廃棄物を「再生資源」として流通させることで、環境負荷の低減と経済循環の両立を実現します。

次の灯は、「めぐる、つなぐ、地球にイイコト」というブランドステートメントのもと、地域から世界へ──持続可能な社会の仕組みそのものをデザインする企業を目指しています。

 

 

■会社概要

• 社名:次の灯株式会社(Tsuginohi Co.,Ltd.)
• 設立:2018年7月
• 事業内容
o リサイクル事業
o ケミカル事業
o 整備士紹介・派遣事業
o トラックカスタム事業
o メディア事業
• 所在地:
o 本社:岡山県岡山市北区本町6-36 第一セントラルビル3F
o 品川オフィス:東京都品川区北品川1丁目1-11 第3小池ビル 5F
• 従業員数:36名(パート・アルバイト含む)/71名(グループ全体)

URL:https://tsuginohi.co.jp