2025.12.18.
【導入企業5,000社突破】 ──「廃棄を減らすほど利益が出る」仕組みをつくった会社
地方から世界へ。次の灯株式会社が描く“循環経済の新しい形”

■ 環境と経済を、対立させない。
“環境を守る”ことと“利益を生む”こと。
その二つを両立させる仕組みを、現場から創ってきました。
岡山発の環境ベンチャー 次の灯株式会社 は、ディーゼル排気の再資源化によって、CO₂削減量 「地球223周分(約8,600万kg)」 を達成しました。
全国 5,000社 を超える整備工場・運送会社がこのモデルを導入しています。
しかし、注目すべきは数字の大きさではなく、
“環境と経済の両立”という長年の難題を、現場発の仕組みで解いた という事実です。
廃棄されるはずの部品が再び価値を持ち、
その循環が、企業の利益と地球の未来を同時に支えています。
■ “5,000社”が意味するもの
この数字は、単なる導入件数ではありません。
それは「現場が共感し、実際に動いた数」です。
自動車・物流・整備など、多くの現場では
「環境のために何かしたいが、コストや手間が障壁になる」──
そんな声が長年存在してきました。
次の灯はその課題に正面から向き合い、
「廃棄を減らすほど利益が出る」仕組みを作り出した結果として、“環境と経済を両立できるモデル”が全国5,000社に採用されたのです。
「私たちが広げたのは“製品”ではなく、“仕組み”です。」
──代表取締役CEO 黒川聖馬
■ 「廃棄」をビジネスに変える発想
同社の主力事業は、ディーゼル車の排気を浄化する装置
「DPF(ディーゼル微粒子フィルター)」のリビルト(再生)事業です。
通常は寿命を迎えると廃棄される部品を、
洗浄・再検査・再組付けによって再利用可能にします。
この技術により、CO₂排出量は最大45%削減。
全国の整備工場が「新品より合理的な再利用」を選ぶようになりました。
環境対策が“コスト”から“価値”に変わる瞬間です。
■ 技術よりも、仕組みのデザイン
次の灯がユニークなのは、再生技術よりも「仕組みの設計」を事業の中心に据えている点です。
DPFを回収して再生し、再び流通させる循環ネットワークを全国で構築。
物流・在庫・検査・品質保証までを自社で統合することで、
スピード・品質・環境性をすべて両立させました。
「技術を発明する」のではなく、
「産業構造そのものを再設計する」──それが次の灯の事業開発スタイルです。

■ 現場から広がる“循環の共感経済”
地方の小さな整備工場で始まった取り組みが、
やがて全国5,000社を巻き込む仕組みに育ちました。
「使い捨てではなく、使い続ける」
「経済を動かし、地球をめぐらせる。」
そんな発想の転換が、いまや整備業界だけでなく、
EVバッテリー・産業廃棄物・燃料添加剤など新たな分野へと広がっています。
■ 数字が語る“循環の実装力”
- 導入企業数:5,171社 ──共感で動いた現場の数跡
- CO₂削減量:約8,600万kg(地球223周分) ──“もったいない”が変えた環境の軌跡
- 年間再生DPF数:18,000個 ──廃棄を価値に変える現場力
- 累計再利用額:6億円 ──経済として成立する循環モデル
- 平均年齢:29歳 ──次世代が環境課題を実装するチーム

■ “環境負荷を減らすほど経済が回る”地方発GXモデル
次の灯が作り出した“現場発GXモデル”は、
いま、地方から全国へ、そしてアジアへと拡大しています。
2025年には埼玉・名古屋・九州に拠点を新設。
アジア圏での再生拠点構築も進行中です。
「環境負荷を減らすほど利益が生まれる」構造を、
地方から世界に輸出する──それが次の灯の次の挑戦です。
■ “仕組み”を空間でも体現する
次の灯の新本社は、単なるオフィスではありません。
そこは「循環をデザインする会社」の思想を空間に落とし込んだ“実験場”です。
壁面に並ぶのはCO₂削減や再資源化の実績データ。
数字を飾るのではなく、「挑戦が見える化される」構造として設計されています。
社員が日々その数字を見上げながら、
「次の5,000社、次の223周分」を更新していきます。
まさに“仕組みを動かす人たちのエネルギーが循環する場所”になっています。

■ CEOコメント
「地方には“まだ使えるもの”も、“まだ輝ける人”もたくさんある。
それを再びめぐらせる仕組みをつくることが、私たちの使命です。
5,000社が共に動き出した今、ここからが本当のスタートです。」
──代表取締役CEO 黒川 聖馬
■会社概要
- 社名:次の灯株式会社
- 設立:2018年7月
- 事業内容
- リサイクル事業
- ケミカル事業
- 整備士紹介・派遣事業
- トラックカスタム事業
- メディア事業
- 所在地:
- 本社:岡山県岡山市北区本町6-36 第一セントラルビル3F
- 品川オフィス:東京都品川区北品川1丁目1-11 第3小池ビル 5F
- 従業員数:36名(パート・アルバイト含む)/71名(グループ全体)
■関連リンク
【公式ムービー】https://youtu.be/6uDLHdLkZyk
【YouTubeチャンネル】https://www.youtube.com/@tsuginohi_okayama